夢のような90分



DS買ったよ、庭です。


前の電話以来、焼肉デートを楽しみにしてたんですが、
なんかバタバタしてるらしく、当分延期になりました。
ヘルパー資格のレポート書かないといけない、とか
テスト中だとか、自動車学校に通うとか。
確かにやる事一杯あるっぽいし、仕方ないかなーとも思うけど、やっぱり残念でした。


前はそれでも我慢しきれなくて、メールしたくて電話したくて、
1日が1ヵ月にも思えて、どうしようもなくなって失敗したので
しばらくは連絡を断とう。そう思いました。


けど、俺の家の近くの定食屋さんで1日だけヘルプに来るとメールが来ました。
そして、夜まであるから家まで車で送っていってもらえませんか?と言われ、
凄いビックリしました。
会いたいけど、最後の告白の時の事が蘇ってきて、どのツラ下げて行けばいいのか。
会ったら何て言えばいいのか。
悩みに悩んだけど、やっぱり会いたいという気持ちには勝てませんでした。


バイトが終わって落ち合って、「ほんとすいません」「いえいえ、とんでもない」とやり取りして、
少しずついつもの調子で喋り出す事が出来て、"あぁ、俺が好きになった人のままだ"と
妙に安心して何とも言えない気持ちになりました。
少しでも長く話していたくて、やたらゆっくり走って、
彼女がオープンにしたいと言ったので途中から夜の街をオープンで流して、
使い古された言葉だけどホントにこのまま時間が止まってしまえばいいのに、なんて。


家も近くなってサヨナラという言葉が頭をよぎった時に彼女が「コメダ珈琲に行きたい」って言って、
まだ少しだけ一緒にいれると思うと凄く嬉しかったです。
彼女が頼んだアイスココアに乗っていた生クリームを俺のカフェオレに乗せてくれて、
ちっさいミニ・シロノワールを分け合って、
幸せでニヤけてしまいそうになるのを噛み締めるので精一杯だったなぁ。。
彼女は「ワガママ一杯言ってごめんなさい」と言っていたけれど、
そんなワガママをこれからも一杯実現させてやりたいと心から思いました。


別れ際、延期になった焼肉の話をして、6月20日以降くらいなら大丈夫という事になって、
次に繋げられた安心感と夢のような90分の余韻に包まれながら帰路につきました。


やっぱり俺にとって彼女は一番で、何ものにも代えられなくて、
好きで好きで仕方なくなりそうだけど、今は前よりも妙に落ち着いていて。
いつか俺の事好きになってもらえるかな、って今ぐらいは夢を見てもいいよね。